「ある種、勘」積極采配際立つ北海・平川監督 敗戦経験大きく 夏の甲子園16強進出

2回戦の浜松開誠館戦の九回裏、攻撃前の円陣で選手に指示を伝える北海の平川監督(左から2人目)。この後、2戦連続のサヨナラ勝ちを収めた=8月14日、甲子園(宮永春希撮影)

 甲子園球場で開催中の第105回全国高校野球選手権大会で2戦連続サヨナラ勝ちを収め、16強に進出した北海で、平川敦監督(52)の積極采配が際立っている。特に1人の投手を2度マウンドに上げ、なおかつ小刻みに継投する投手リレーやそれに伴う頻繁な守備変更が特徴的だ。複数投手制が浸透する高校野球でもかなり珍しい起用を、全国最多40度の出場を誇る古豪が推し進めている。

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