『売れ残り猫』はどうなっちゃうの?私たちにできること3つ

売れ残った猫たちはどうなるの?

結論として、ペットショップで売れ残った猫たちが保健所に引き渡されて殺処分されることはありません。

たしかに一昔前までは売れ残った猫たちを保健所に連れていっていたペットショップも多かったです。しかし、2013年に動物愛護法が改正されて以降、正当な理由がない限り保健所は持ち込みを拒否できるようになりました。

そのため、万が一ショップで売れ残ってしまっても、以下の方法でお迎えされていきます。

  • ブリーダーの元に戻り、繁殖猫として飼われる
  • 譲渡会などで保護猫として里親募集される
  • スタッフなど関係者が引き取る

ただし、動物愛護法も完璧な法律ではありません。悪質な業者の中には、あの手この手で保健所に引き渡す、猫を不法に捨てる、管理不十分な引き取り業者に送ってしまうなどのケースがあり、常に問題視されています。

1.売れ残っている猫たちにも目をむける

売れ残ってしまった猫たちに対して、私たちができることはいくつかあります。まず挙げられるのが、売れ残ってしまった猫にも目を向けること。

ペットショップ側も売れ残りの猫が発生しないよう常に工夫し続けています。ペットショップにいる子猫たちは、生後半年を過ぎると身体も大きくなり、子猫の面影も薄れてくるため売れにくくなっていきます。そのような猫たちについては、値段を安くすることで売れ残らないようにしています。

大きくなっても、可愛らしい猫であることに変わりありません。猫を購入される際は、大きくなった子たちにも目を向けてあげましょう。

2.譲渡会やホームページを確認する

売れ残ってしまった猫たちは、ペットショップが開催する譲渡会やホームページにて里親募集が行われます。

その際募集されるのは、大きく育ってしまった猫が大半です。

しかし実は、大きく育った猫たちは精神的に大人しくなっており、身体も子猫より丈夫。子猫のお迎えに不安を抱いている方にとってはメリットも大きい選択肢といえます。

3.選挙に行く

そもそも猫たちの生体販売をやめるべきだ、という意見も少なくありません。世界を見てもペットの生体販売を禁止としているケースは多々あり、フランスでも法改正が行われました。日本のペット業界には問題が山積み。政治面での取り組みも必要です。

そのような声を代弁して法改正に取り組むことを掲げている議員を選挙で応援することも、売れ残り猫のために私たちにできる有効な選択肢といえます。

まとめ

ペットショップで売れ残ったからといって、猫たちが必ずしも不幸な道を歩む訳ではありません。ペットショップ側も売れ残り誰も引き取ってくれない子が出ないよう必死に努力しています。譲渡会やホームページなどで里親募集しているケースも多いです。

猫をお迎えするときは、ぜひ売れ残ってしまった子たちも候補として検討してみてください。

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