日米韓外相、対北朝鮮で結束 首脳会談控え論点確認

左からブリンケン米国務長官(ゲッティ=共同)、林芳正外相、韓国の朴振外相

 林芳正外相は15日、米国のブリンケン国務長官、韓国の朴振外相とオンラインで会談した。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対して結束する構えを確認。米国で18日に開かれる日米韓首脳会談を前に、経済安全保障や人工知能(AI)の分野を含め、外相レベルで論点を整理する。岸田文雄首相は首脳会談出席のため17日、訪米する。

 3カ国外相会談では対中国を念頭に置いた台湾海峡問題、半導体など重要物資のサプライチェーン(供給網)のほか、ウクライナ情勢が議題になる可能性もある。米国務省は当初、外相会談を14日午後(日本時間15日午前)に開くと発表したが、時間を変更した。

 18日の首脳会談は、バイデン米大統領が岸田首相と尹錫悦韓国大統領を米ワシントン近郊の大統領山荘キャンプデービッドに招く。国際会議の機会を利用するのでなく、3カ国会談のため日米韓首脳が集まるのは初めて。3首脳は共同記者会見で共同文書を発表する見通しだ。

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