トランプ氏、21日に会見 大統領選不正、再び主張へ

トランプ前米大統領(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】2020年米大統領選の敗北を覆そうと南部ジョージア州の票集計作業に介入したとして起訴されたトランプ前大統領は15日、東部ニュージャージー州ベッドミンスターで21日に記者会見を開くと発表した。大統領選で不正があったとの主張を改めて繰り返し、起訴内容を否定するとみられる。

 ベッドミンスターには自身のゴルフ場施設がある。前大統領は交流サイト(SNS)に投稿し、記者会見で「ジョージアで起きた大統領選の不正に関する反論の余地のない報告書を公表する」と述べた。

 ジョージア州の大陪審は14日、組織犯罪を取り締まる同州の「RICO法」違反などで、前大統領と側近ら計19人を起訴した。起訴状で、大統領選での敗北を認めず州当局者に不正を迫り脅迫したとして「犯罪集団」だと非難した。

 前大統領は政治的動機に基づく「魔女狩りだ」と反発し、24年大統領選に出馬する自身の選挙運動への妨害だと訴えている。

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