NY株反落、361ドル安 金融引き締め長期化を懸念

ニューヨーク証券取引所(共同)

 【ニューヨーク共同】15日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落し、前日比361.24ドル安の3万4946.39ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締め長期化が懸念されてほぼ全面安となり、一時は400ドル弱下落した。

 7月の米小売売上高の前月比上昇率が市場予想を上回り、FRBの追加利上げへの警戒感が高まった。格付け会社フィッチ・レーティングスが複数の米銀行の格付けを引き下げる可能性があると報じられたことを受け、金融株が売られたことも相場を押し下げた。

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