きもの着付選手権、2部門で優勝 日本和装学園金ケ崎本校

高橋寛寿町長(右)に喜びを報告する斎藤ひとみさん(中央)と藤沢光希さん(左から2人目)

 日本和装学園金ケ崎本校に通う奥州市会計年度職員斎藤ひとみさん(42)=金ケ崎町西根=と県立大3年の藤沢光希さん(21)は、第51回全日本きもの着付選手権大会の留袖の部、振袖の部でそれぞれ優勝した。2部門の同時優勝は金ケ崎本校として初。指導者や家族の支えで頂点に輝いた2人は喜びをかみしめている。

 大会(NPO法人日本礼美協会、同学園主催)は大阪府吹田市で7月23日に開催。予選8分、決勝6分の制限時間内に舞台上で着付けし、所作や着姿の美しさを競う。地区予選を経て「留袖」は39人、「振袖」には13人が出場した。

 斎藤さんは第36回大会の振袖の部で優勝。第37回以降は「留袖」に挑戦してきた。妊娠、出産で出場できないときもあったが、金ケ崎本校の小原優子学園長(70)や家族の応援で挑戦を続けた。

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