閣僚らの靖国参拝に遺憾も日韓親密化へ動き進む

 韓国外交部は15日、高市早苗経済安全保障担当大臣や萩生田光一自民政調会長らが靖国神社を参拝したことや岸田文雄総理が玉串料を奉納したことについて「過去の侵略戦争を美化し、戦争犯罪者を合祀する靖国神社に政府と議会の責任ある指導者が供物料を奉納したり、参拝をくりかえしたことに深い失望と遺憾の意を表する」との報道官論評を出した。

 一方で尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は同日の光復節(日本による植民地支配から解放された記念日)の演説で「日本は我々と普遍的価値を共有し、共同の利益を追求するパートナー」と述べ、未来志向での協力、交流を強調した。

 日韓関係は尹大統領就任以来、多くの課題を残しながらも関係改善へ大きく動いている。特に安全保障を巡っては18日にも日米韓3か国首脳会合をワシントン郊外のキャンプデービッドで予定。3首脳間での「ホットライン」開設も議題にするもよう。3か国首脳会合に合わせ、日韓首脳会談も行う予定。(編集担当:森高龍二)

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