松山英樹10年連続、ローズ4年ぶり最終戦への最低条件は?

最終戦進出へ優勝に近い成績が求められる松山英樹(撮影/谷口愛純)

◇米国男子プレーオフ第2戦◇BMW選手権 事前(15日)◇オリンピアフィールズCC(イリノイ州)◇7366yd(パー70)

フェデックスカップランキング上位50人が出場するプレーオフ第2戦の焦点となるのが、次週トップ30が進出できる最終戦「ツアー選手権」の出場権争い。当落線上にはジョーダン・スピース(27位)、ジャスティン・ローズ(32位/イングランド)らがおり、松山英樹も47位から10年連続の最終戦出場を目指す。

プレーオフシリーズの優勝者に与えられるポイントは、通常トーナメントの4倍となる2000pt。松山(942pt)はライン上のサム・バーンズ(1361pt)から419pt差の位置にいる。前週のプレーオフ初戦から今週のフィールドに滑り込んだのは松山(57位→47位)とキャメロン・デービス(62位→45位)の2人しかおらず、圏外の選手にとっては今週も厳しい戦いが予想される。

開幕を前にPGAツアーが公開したトップ30入りの最低条件によると、松山は『3人以内の4位タイ』までに入る必要がある見込み。当地のオリンピアフィールズCCが会場となった2020年大会では、優勝争いに加わり3位で終えている。

今季4年ぶりの優勝を飾ったジャスティン・ローズも正念場を迎える ※撮影は2023年「ザ・ジェネシス招待」(撮影/田辺安啓(JJ))

4年ぶりの最終戦進出がかかるローズは『単独25位』が最低条件。前週は3日目にコース記録タイの「61」をマークするなど調子を上げている。

前週に続いて予選落ちなしで行われる4日間大会。最終戦進出とビッグボーナスへのチャンスをかけた争いが、間もなく開幕する。(イリノイ州オリンピアフィールズ/谷口愛純)

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