ブルージェイズが接戦制す 菊池は6回4安打1失点も10勝目ならず

【フィリーズ1-2ブルージェイズ】@ロジャース・センター

アメリカン・リーグのワイルドカード争いで3位につけているブルージェイズは、今日から本拠地でフィリーズとの2連戦がスタート。その初戦は1対1の同点で迎えた8回裏にキャバン・ビジオの押し出し死球で勝ち越しに成功し、2対1でロースコアの接戦を制した。ブルージェイズ3番手のジョーダン・ヒックスが2勝目(7敗)をマークし、戦列復帰したばかりのジョーダン・ロマノは29セーブ目を記録。フィリーズ2番手のセランソニー・ドミンゲスは3敗目(2勝)を喫した。

フィリーズがエース格のザック・ウィーラー、ブルージェイズが菊池雄星の先発でスタートした一戦は、両投手の好投で5回まで両軍無得点という投手戦になった。先制したのはフィリーズで、6回表先頭のエドムンド・ソーサが内野安打で出塁すると、続くヨハン・ロハスがレフトへのタイムリー二塁打。しかし、ブルージェイズは直後の6回裏に二死3塁からジョージ・スプリンガーのタイムリーで同点に追いついた。試合はそのまま終盤を迎え、8回裏二死満塁からビジオの押し出し死球でブルージェイズが勝ち越しに成功。9回表をクローザーのロマノが三者凡退に抑え、1点のリードを守り抜いた。

菊池は最初の打者7人をパーフェクトに抑える見事な立ち上がりを見せ、4回表も三者凡退。5回表はJ・T・リアルミュートに併殺打を打たせ、打者3人で抑えた。6回表に先頭からの連打で先制点を献上したものの、後続3人を抑え、84球で6イニングを投げ切り、被安打4、奪三振7、与四球0、失点1の好投。打線の援護がなく、自身初の2ケタ勝利となる10勝目は逃したものの、防御率は3.44まで向上している。

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