愛犬にとっては無意味な『贅沢』5選!エゴの押し付けにならないよう冷静に判断を

1.構いすぎる

犬は本来群れの仲間達と生きる動物なので、基本的にひとりぼっちで過ごす時間を苦手に感じる個体は多いです。

そして大好きな飼い主さんとお散歩に行くこと、遊ぶこと、またコミュニケーションタイムを過ごすことは、信頼関係を築くためにもなくてはならないもの。

きっと「飼い主さんと一緒に過ごす時間」を喜んでくれる犬が多いでしょう。しかし愛犬が喜ぶからと言って、構いすぎてしまうのは無意味な贅沢どころか愛犬のストレスになってしまう可能性があります。

愛犬が可愛いからといって長時間撫で続けたり、監視するように見つめ続けていると愛犬も気持ちが休まる暇がありません。

また「いつも飼い主さんと一緒にいるのが当たり前」という状況に慣れてしまうと、飼い主さんへの依存心が強くなり、分離不安症という病気の発症の引き金になってしまう危険性も。愛犬とは程よい距離感を意識して生活していきましょう。

2.食べ物を与えすぎる

食欲旺盛でご飯をたくさん食べたがる犬は多いですよね。なかにはご飯よりも「オヤツ大好き!」という犬もいると思います。

可愛らしい笑顔で美味しそうに食べてくれると、ついたくさん与えたくなると思いますが、食べる物を与えすぎてしまうのも、犬にとって不要な贅沢になってしまいます。

犬は市販のフードでも手作りご飯でも、年齢や個体ごとの健康状態に合った栄養バランスの整った物を適量与えるのがベスト。高級なフードをたくさん与える必要はありませんし、オヤツもしつけの時以外には「良いことが出来た時」に適量与えるのが良いでしょう。

食べ物を与えすぎてしまい太りすぎると健康面にも良くありません。美味しいものを与えると愛犬の喜んでいる表情を見ることは出来ますが、健康に繋がるわけではないので注意しましょう。

3.過剰な装飾品のついた衣類

今では愛犬に洋服を着せている飼い主さんも少なくないですよね。犬は基本的に寒さに強く暑さに弱いと言われる生き物ですが、とても寒さに弱い犬種もいるので防寒用に洋服を着せているという方も多いと思います。また夏の暑い時期でも熱中用予防にクールネックを着けている犬も多いですよね。

愛犬に洋服を着せるか着せないか、またクールネックなどの服飾品を身に付けるかつけないかは、飼い主さんの判断によるものだと思いますが、暑さ寒さ対策には必須な物でもあります。

せっかく愛犬になにかしら身に付けてもらうのであれば、出来れば可愛くておしゃれな物が良いと思うかもしれませんが、過剰な装飾品のついた物は避けたほうが良いでしょう。

愛犬を守るための衣類のはずが、装飾品がふいに外れて誤飲に繋がる危険性があります。愛犬に負担をかけないよう、質の良い素材で安全性の高いものを選んであげましょう。

4.撮影を頑張りすぎる

今ではSNSに愛犬をアップしている方も多数いらっしゃいますよね。またSNSをやっていなくても、愛犬の可愛い写真はたくさん残しておきたいものだと思います。しかし写真や動画撮影を頑張りすぎることも、犬には無意味な贅沢になります。

楽しくお散歩している最中の自然な愛犬の姿を撮影できるのであれば良いですが、気温が高い日や寒すぎる日に撮影するためだけに立ち止まらせていては、ストレスになってしまいます。

また個体の性格によっては、撮影されることを自体を苦手と感じる犬もいます。スマホやカメラを向けた時にスーッと目線を外す犬は、撮影がちょっと苦手なよう。愛犬が嫌がっている時は無理に撮影しないようにしましょう。

5.過剰なトリミング

愛犬の被毛や皮膚を適切にケアして健康を保つことは、とても大切なことではあります。しかし、愛犬のジャンプーや被毛のカットなどを含めたトリミングも、過剰なものになってしまうと無意味な贅沢になってしまうでしょう。

シャンプーは適切な頻度で行わないと皮膚トラブルにつながります。また個性的な凝ったカットは時間がかかるため、愛犬の体に負担がかかってしまう可能性があります。愛犬の健康と快適さを考えて適切なケアをしていきましょう。

まとめ

愛犬にとって大切なのは適切な栄養と運動、また飼い主さんの愛情と安全で安心できる環境です。無意味な贅沢にお金や時間を使ってしまうのは飼い主さんのエゴになるのかもしれません。愛犬の性格を見極めて「愛犬が求める贅沢」を与えてあげましょう。

© 株式会社ピーネストジャパン