開催中「恐竜科学博」 恐竜にまつわる謎②皮膚

東京ミッドタウン開催中の恐竜科学博で知ることができる「恐竜の謎」について、毎日1つずつお届けしています。きょうのテーマは、未だに謎の多い「恐竜の皮膚」です。

恐竜博の見どころの一つ、トリケラトプス「レイン」の化石。骨格の80%が発掘され、世界でも類を見ない完成度の高さを誇る全身骨格標本です。

またレインには、他にも貴重とされる理由があります。皮膚の痕跡が残っていたんです。こちらが、レインの腰付近のうろこの化石です。直径10センチを超える大きな六角形のうろこが並び、中心には出っ張った部分があることが分かりました。この発見が、「トリケラトプスの皮膚に細長いトゲのようなものがあった」という新たな推測のもとになりました。

恐竜の皮膚については、少しずつ研究が進んでいますが、一方で、今もあまり分かっていないことがあることをご存知でしょうか?それは、色。皮膚の色が推測できる情報が見つかった恐竜は、世界でもほんの一握り。私たちが見ている多くの恐竜の色はイメージでつけられたもので、もしかしたら、虹色の恐竜もいたかもしれませんね。

貴重な恐竜の皮膚を見ることができる恐竜科学博は、東京ミッドタウンで開催中です。

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