SNSで話題の「復刻パインアメ缶」、阪神梅田での販売に行列

百貨店「阪神梅田本店」(大阪市北区)にて、催事『パインなおやつ』が8月16日より開催中。SNSで反響を呼んだ「パインアメ缶」をはじめとし、パインにまつわるスイーツが勢揃いする。なかでも、発売前から注目が集まっていた「復刻パインアメ缶」には、オープン早々行列ができた。

『パインなおやつ』会場。なかでも、パインアメブースは大勢の人々が

■ 話題の『パインアメ缶』に長蛇の列

8月17日の「パイナップルの日」にちなんで開催が決まった同イベント。パイナップル型の食パン「パイナップルブレッド」や、パイナップルをくり抜いた器にソフトクリームと果肉&ゼリーがのった「丸ごとパインのデザートソフト」など、パイナップル尽くしなスイーツが約30種類登場する。

一際列をなしていたのは、「パインアメ」(本社:大阪市天王寺区)の「パインアメ缶」。創業当初の業平製菓時代、昭和26年にわずか4年間だけ販売されていた。同社でさえ所持していなかった希少な商品だったが、「他界した祖母の遺品を整理していたところ発見した」という1通のメールをきっかけに、今年3月、約70年ぶりに同社へと里帰りしたという。

一連の流れを綴った投稿は、X(旧ツイッター)上で約8万件いいねを獲得するなど大反響。会場では『パインアメ缶』目当ての人々も多く、イベント初日は設置されていた待機スペースに長蛇の列ができていた。

朝6時から並び、見事1番目にパインアメ缶を手にした女性は「パインアメって、大阪の子なら小さい頃から食べてるから、私も娘もずっと大好きで。『カンカン(缶)』のパインアメが出るならどうしても欲しいね、となって5時の始発に乗って並びました」と熱量たっぷりにコメント。

同イベント内でも1番人気の『復刻パインアメ缶』

また、「誕生した年が同じ」「穴の空いたお菓子」など共通点が多いことから初コラボを果たしたパインアメと「CLUB HARIE」のスイーツ「パインバーム」「バームアメ」も人気で、会場は大いに賑わっていた。

3000缶限定の「復刻パインアメ缶」(1650円)は、各日400缶ずつ販売される(初日と土日のみ600缶)。「復刻パインアメ缶」はじめ、「パインバーム」「バームアメ」は1人3個まで。イベント『パインなおやつ』は、8月16〜21日に同百貨店1階の「食祭テラス」で開催中だ。

取材・文・写真/つちだ四郎

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