カズレーザー “人に好かれる”会話技術を学ぶ 相手の脳内に『ドーパミン』『オキシトシン』を分泌させる話し方とは

お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が15日に放送された。この番組では、知ればきっと人生が変わるような新知識を最先端の研究者から学びまくる。

今回は『誰でも人たらしになれる究極の方法』と題して、『人たらしは相手の脳にドーパミンとオキシトシンを同時発射』、『言語学的究極の人たらし術“コード・スイッチング”』という2つの観点で講義を受けた。

『人たらしは相手の脳にドーパミンとオキシトシンを同時発射』、という講義では、人が相手に対して好意を抱く際に、脳内から分泌される物質について専門家が解説。人たらしと呼ばれる人たちが、人をひきつけるそのメカニズムが明かされた。

人が誰かに虜にされている時、脳内では『ドーパミン』と『オキシトシン』という幸せに関する物質が分泌される。『ドーパミン』は楽しさや美味しさなどからくる興奮を伴う感動をした時、『オキシトシン』はスキンシップなどによる幸福感や安心感を感じた時に分泌される。つまり、人たらしな人とは、他人に興奮と安心感の両方を与えられる人だと専門家は分析する。

他者の脳にこれらの物質を分泌させるには、相手が一番興味のあることを刺激することが効果的なのだそうで、特に全人類が共通して興味を持っている『自分』について話をするとよいという。人は自分を他人から認めてもらうことに強い関心を持っており、社会的に評価されることは、お金をもらった時と同じくらい脳の中で活発な反応を起こすという。また相手の目を見て会話をすると、目を見られた相手の脳からはドーパミンが分泌されるため、相手を評価する際に併せて取り入れるとより効果的だという。

人たらしと呼ばれる人たちは、こうした反応を引き起こす仕草を行なっているのだという。専門家は、ほかにも相手をファーストネームで呼ぶことで特別感や固有感を覚えると説明。また、人は基本的に“自分語り”が好きであり、自分を受け入れ、認めてもらうことを嫌だと思う人はあまりいないため、相手の話を聞きだすこともポイントと解説。加えて握手などの適度なスキンシップを取ることでも相手に信頼感を与えられる可能性を指摘した。

解説を聞いたカズレーザーは、「脳が意外と構造が単純というか、バレバレでもやらないよりはやった方がもしかしたらいいのかな」と、こうした仕草の効果に期待を寄せ、「この人は私に好意を持ってくれてるんだ、少なくとも敵じゃないんだって思われたら、それで丸儲けかなくらいのつもりで結構多用してもイイのかなと思いますね」とまとめた。

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