沖縄で船転覆、20人救助 下地島沖、全員意識あり

船から海に投げ出され、海上保安庁の巡視船に救助される人たち=16日午後、沖縄県・下地島沖(第11管区海上保安本部提供)

 16日午後0時40分ごろ、沖縄県・下地島の沖合で「船が転覆している」と乗組員から118番があった。宮古島海上保安部などによると、船にはダイビング客とみられる乗客12人、船長を含むスタッフ8人の男女計20人が乗っており、全員が巡視船や他の民間船に救助され、意識はあるという。

 第11管区海上保安本部(那覇)によると、救助されたうちの1人が体調不良を訴え、病院に救急搬送された。エンジンが止まって浸水したとの情報があり、当時の状況を詳しく調べている。

 宮古島海保によると、現場周辺は風速6メートルで、視界は約10キロだったという。

22年12月、沖縄県宮古島市の長山港に停泊する、宮古島海上保安部の巡視船

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