1台ですべてをカバーできる万能オフ!XT1200Z スーパーテネレ【バイク買取調査隊】

XT1200Z スーパーテネレの車種プロフィール

2010年モデルとして新登場。パリ・ダカーリラリーに参戦するマシンに冠されてきた「テネレ」「スーパーテネレ」の名を持つ、大陸横断アドベンチャーモデルとしてのデビューだった。2014年のマイナーチェンジでエンジン出力が向上するなどの熟成が図られるとともに、上級仕様としてXT1200ZEスーパーテネレが設定された。登場時から一貫して海外専用モデルだったが、日本でも逆輸入車として販売されていた。

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写真はモデルチェンジ後のXt1200Zスーパーテネレ

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バイクインプレ

車両の特徴

新開発のバックボーンフレームに、最大出力110ps/最大トルク114.1N・m(2011年モデル)を誇る1,199ccの水冷並列2気筒エンジンを搭載。

フロントサスペンションは43mm インナーチューブを持つフルアジャスタブル倒立フォークを採用。リヤはプリロードと伸び側ダンパーの調整が可能だ。

ブレーキは前後連動式。フロントブレーキを握ると、リヤにも適切な制動力が発揮される。これにより、車体を寝かしながらの減速でも、フロントブレーキを握ることでリヤからも引っ張るような制動力が働くため、車体を安定させることができる。ABSのチューニングも良好。

エンジン

ヤマハ得意の並列2気筒エンジン。総排気量は1199㏄で最大出力110ps、最大トルク114.1N・mとなっている(2014年のマイナーチェンジで112ps/117N・mに向上)。高速道路のクルージングも余裕にこなせるスペックだといえる。

また、ヤマハの電子制御スロットル「YCC-T」の採用により、低速域でも粘る出力特性に調教されているためエンストに強く、林道走行や極低速走行では大きな安心につながる。

クランクは270度。ドロドロとした回転フィールと、トラクションの良さが特長。トルク変動が大きい270度クランクは、タイヤのグリップを豊かにしてくれるという特性を持つ。アクセルを大きめに開ける時も、トコトコと走る時も、そのすぐれたトラクション性能のおかげで、走りを存分に楽しむことができる。

足回り

フロントサスペンションは43mm インナーチューブを持つフルアジャスタブル倒立フォークを採用。リヤはプリロードと伸び側ダンパーの調整が可能だ。

フロントホイールはフロント19インチ/リヤ17インチ、タイヤサイズはフロント110mm/リヤ150mmとなっている。

走り

大柄な車体ながらハンドリングは非常に軽く、ワインディングに持ち込むと水を得た魚のようにキビキビと走らせることができる。

ダート走行においては、タイヤサイズがフロント110mm、リヤ150mmといたずらに太くないため、面圧が高く保たれて車体を安定性させてくれる。

サスペンションも優秀で、大きなギャップを拾っても、外乱のほとんどをバネ下で吸収できるためギャップも難なくクリアできるほど。
さらに電子制御スロットルによってエンジンはエンストに強く、扱いやすい前後連動ブレーキのおかげで思い切ったブレーキコントロールもできる。

足回りを含めた車体バランスが非常によく、もし初心者がツーリング中に未舗装路を通過しなければいけないようなシーンでも不安なく運転できるだろう。

ワインディングよし、高速道路よし、オフロードよし、さらに電子制御をフル装備。そうした理由から発売当時(新車価格160万円)は非常にコスパのいいモデルだった。

現在においても、1台のバイクでいろいろなツーリングを楽しみたいライダーには最適解といえる1台だろう。

査定士のコメント

モトメガネ編集部

1200ccのテネレの初期型は2010年デビューのため、2023年時点では13年前のモデル。その後のモデルチェンジが実施された2世代目は2014年に登場したため、こちらも約10年前のモデルとなる。アドベンチャーモデルの進化は目覚ましく、各メーカーのモデルともに電子制御がふんだんに投入され、より乗りやすくなっている。ダートを走りたいユーザーは最新モデルを選択したほうが良いだろうが、ツアラー的にロードを中心に使うのなら、この年代のモデルでも問題はない。そのため、ツアラーとしての走りは未だ健在。テネレというネームバリューもあるため、高年式低走行の車両なら高価買取が望める。

※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成した記事となります

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