ラカゼット、古巣アーセナルの躍進を予想「リーグ優勝できる」

[写真:Getty Images]

リヨンの元フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットが前所属先のアーセナルに言及した。イタリア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』が伝えている。

2017年夏から5シーズンにわたってアーセナルに在籍し、通算206試合71ゴールという成績を残したラカゼット。昨シーズンは古巣リヨンへフリーで完全移籍すると、パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペの29ゴールに次ぐリーグ戦27ゴールを記録した。

そんなラカゼットはジャーナリストのアレッサンドロ・スキアボーネ氏のインタビューに応じ、マンチェスター・シティとプレミアリーグで優勝争いを繰り広げた昨シーズンのアーセナルに言及。特にミケル・アルテタ監督の手腕を称賛している。

「あの位置(上位)で戦う彼らを見ることができて嬉しいけど、アルテタ監督やここ数年で獲得した選手たちのことはよく知っているから驚かないよ。彼らは本当によくやっている。ミケルは有能だ。アーセナルを再びあるべき場所に戻したことにより、自身がトップレベルの監督であることを皆に示した。彼はピッチの内外においてクラブ全体を変えることに成功した」

「彼が何をしたのか、本当に知っているのは選手とスタッフだけだ。彼に起こっていることは全て彼自身の力によるものだが、仕事に対する姿勢や人柄を知っている僕は、彼が再びクラブを再びトップに導いてくれるだろうと前から思っていた。そして、最近彼が出した結果により、今は全方面から信頼を得ている」

ラカゼットはアーセナルの今夏の移籍市場における動きも評価。イングランド代表MFデクラン・ライスに関しては、2003-04シーズンに無敗優勝の中心的存在の1人だったレジェンドの名前を比較対象に出している。

「デクラン・ライスやカイ・ハヴァーツのように、すでに(プレミア)リーグを知っている良い選手を獲得したし、そのことがクラブへの適応を容易にするだろう。これまでとは全く違うアルテタのサッカーを理解する必要はあるかもしれないけどね。そして、ライスにはパトリック・ヴィエラのような選手になるための全てが備わっている。彼自身のためにも、アーセナルのためにもそうなることを願っている。しまいに、彼らはユリエン・ティンバーとダビド・ラヤという有力な選手を獲得した。アーセナルは本当に良い選手たちと契約したよ」

アーセナルの今シーズンの展望も語ったラカゼット。リーグ戦では昨シーズンの雪辱を果たすはずだと予想し、7シーズンぶりに出場するチャンピオンズリーグ(CL)での戦いにも期待を寄せた。

「そう(シティにも勝てると)思うが、シティだけではない。他にも戦力を強化したビッグチームがたくさんある。でも、アーセナルが昨シーズンと同じことを繰り返すことができれば、首位に立ってリーグ優勝できると信じている」

「多くの選手にとって初めての経験となるだろうけど、彼らは若いし、高いクオリティを備えているから、心配する必要はない。アーセナルの弱点? 知っているけど、内緒にしておくよ。もちろん冗談だけどね」

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