東大阪市長、維新で出馬へ 自公支援一転、9月選挙

大阪府東大阪市長選の出馬について、記者団からの質問に答える現職の野田義和市長=16日午後、大阪府東大阪市

 任期満了に伴う9月の大阪府東大阪市長選を巡り、現職の野田義和氏(66)が16日、5選を目指して政治団体・大阪維新の会から立候補する意向を表明した。これまでは自民、公明両党が推薦・支援していたが、大阪の「与党」側に転じる。市長選への態度表明は野田氏が初めて。

 野田氏は外相を務めた故中山太郎元自民党衆院議員の秘書や東大阪市議を務めた後、2007年の市長選で自公の推薦を受けて初当選。その後3回の選挙も両党の推薦や実質支援を受けて当選した。

 野田氏は東大阪市内で記者団に「東京に対峙する大阪をつくるという考えで取り組んできた。大阪市、堺市、東大阪市が中枢になることが発展につながる」と述べた。

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