西粟倉で盆に「二十歳のつどい」 台風で1日遅れ、旧友と再会喜ぶ

「二十歳のつどい」で決意を述べる延東さん(手前)

 岡山県内で唯一、盆に行っている西粟倉村の成人式「二十歳のつどい」が16日、同村影石のあわくら会館で開かれた。対象の7人(男4人、女3人)のうち6人が出席。旧友との再会を喜び、大人へと新たな一歩を踏み出した。

 家族らが見守る中、一人一人が近況を報告。「腕を磨き、長く残る建物を造りたい」「信頼される看護師になりたい」などと将来の目標を発表した。

 青木秀樹村長は「皆さんの成長と村の成長がどこかでつながることを願っている」と激励。出席者を代表し、岡山市の会社に勤める延東大資さん(19)が「家族、地域の方に感謝し、大人としての自覚を持って精進する」と決意を語った。

 つどいは15日に開催予定だったが、台風7号の接近で順延された。京都産業大2年女性(20)は「1日遅れても開いていただいたことで、みんなの変わらない笑顔を見ることができた」と話した。

記念撮影に臨む「二十歳のつどい」の出席者

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