G7サミット会場ホテルで「日本一涼しい盆踊り大会」!? 広島

きょうも蒸し暑い1日でしたが、「日本一涼しい」という盆踊り大会が15日、広島市でありました。舞台はなんと、サミット会場にもなったホテル…。4年ぶりの盆踊りを、およそ500人が楽しみました。

広島市の元宇品町内会が主催する盆踊り大会です。15日、4年ぶりに開催されました。

準備は、当日の朝9時からスタート! G7広島サミットの会場となったグランドプリンスホテル広島の大宴会場が見る見るうちに盆踊り会場の舞台になっていきます。

まずは、地元の子ども会和太鼓クラブの演奏が披露されました。

そして、いよいよ盆踊りがスタートです。おなじみの炭坑節や広島音頭…。地元に古くから伝わる宇品音頭で、会場は大いに盛り上がります。

しかし、こちらの盆踊り大会、ほかと大きく違うのが、自称「日本一涼しい盆踊り大会」です。屋内の会場は、盛り上がりに合わせて温度が調整され、最終的には22℃まで下げられました。

元宇品町内会 門隆興 会長
― 日本一涼しい盆踊り大会?
「ハハハ… 涼しいというか、ぜいたく」

参加者たち
「ありがたい。だいぶありがたいです。本当に」
「間違いないです。一番快適な盆踊りだと思います」

涼しいだけではありません。4年ぶりの開催とあって、地元の方にとって待ち望んだ盆踊り大会だったようです。

参加者たち
「この辺りに住んでいる子たちの半分が小学校に上がってから、盆踊りをしていない。新鮮な気持ちで参加してくれる子もいるし、懐かしいと来てくれる子もいる。本当にうれしい」
「コロナ禍で引継ぎがなかなか…。子どもたちの太鼓や唄は、子ども同士の口伝承だったので、それが途切れて、復活がすごく大変でした」

和太鼓も披露してくれた地元の小学生は…

地元小学生
― 楽しかったところは?
「みんなと一緒に踊れたり、一緒に行動ができたこと」

元宇品町内会 門隆興 会長
「子どもが一番喜んだんじゃないかな。今まで4年間、あれもダメ、これもダメと続いていた。サミットで子どもたちは積極的にいろんな形で協力しましたから。子どもたちにとって(今回の開催は)一番よかった」

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