政女党・大津綾香氏陣営が内紛 幹事長解任された黒川敦彦氏が大津氏を痛烈批判「金と名誉と自己保身」

政治家女子48党を運営し、立花孝志氏(56)や斉藤健一郎参院議員(42)と国政政党の代表権争いを繰り広げる大津綾香氏(30)と、14日付で大津氏側の幹事長を解任された黒川敦彦氏(44)が16日、それぞれのX(旧ツイッター)を更新し、舌戦を繰り広げた。

黒川氏は、大津氏との会談内容を録音し、YouTubeに公開したことをめぐり、大津氏が「これからは党内の会話が常に録音されYoutubeに晒されるかもしれないと思わずに済む人選で運営したいと思います」などと投稿したことに反応。大津氏も録音した音声を別のYouTubeで公開しているとして「大津さん、ウソはやめて下さい」「本当にまずいですよ。自分の保身のためならウソをつく、仲間は利用して平気で切り捨てる」と非難した。

別の投稿で、黒川氏は「黒川のタイムラインに『こういうモラル、遵法精神のない旧N体質から脱却するため、黒川さんと一緒にやっていけないと思ったので、今はすっきりした気持ちでもあります。』とかクソリプ書き込んでくる」「大津さんのような、お父さんの収入に頼って職業建築デザイナーとか言ってる人は、今の社会で押しつぶされようとしている、社会的弱者の人たちのことがわからない」などと痛烈批判。さらに「党の中に、太鼓持ちばかり配置して、りそな銀行の(党の)口座が開くのを首を長くして待っている 結局、金と名誉と自己保身 そんな人たちに政治は変えられないです」などと〝口撃〟した。

大津氏は、黒川氏を解任した理由を明らかにしていないが「これからも人格否定を続ける姿勢であれば会話することも出来ないと思います。今まで長い間支えてくださりありがとうございました」と決別を改めて宣告した。立花氏らとの代表権争いで矢面に立ってきた黒川氏を解任したことで、大津氏側は内紛状態に陥った。

立花氏らは9日、国会内で開いた党の総会で、党名を「NHKから国民を守る党」に変更することを決議し、総務省などに変更届を出している。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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