大雨洪水警報と土砂災害警戒情報が出されている岐阜県関市では、市内を流れる津保川の水量が増えていて、8万人あまりに避難指示が出されています。
岐阜県関市では時間雨量100ミリの記録的な大雨となり、市内を流れる津保川の水量が増え続けています。
この大雨のため関市では3万5000世帯・8万2000人あまりに避難指示が出ています。
(近隣の住民)
「上流に(雨が)降ったからあふれた。いつもは川底が見えるくらい。いつもより(水位が)5~6メートル高い」
関市では引き続き大雨洪水警報と土砂災害警戒情報が出ていて、当面は警戒が必要です。
一方、16日午後3時20分までの1時間に、約100ミリの記録的な大雨が降ったとみられる岐阜市。
市内北部を流れる石田川は、この大雨の影響で川から水があふれました。
近くに住む人によりますと、川沿いの家が数軒、床下浸水したということです。
水に浸かった道路を裸足で歩き、帰宅する男性の姿も見られました。
(近所の住民)
「伊勢湾台風の時に近いくらい」
こちらは、岐阜県郡上市を流れる吉田川の映像、16日昼ごろ、視聴者が撮影しました。
長良川の支流である吉田川は普段、透明な水で知られ、郡上八幡のシンボルとも言われますが、激しい勢いで濁った水が流れている様子がわかります。
こちらは岐阜県美濃市内の長良川の映像です。
川は増水し濁った水が激しく流れています。
この美濃市や岐阜市、関市、本巣市、郡上市、揖斐川町、大野町には大雨警戒レベル4に相当する土砂災害警戒情報が出されています。