子猫の『離乳食期』の重要なポイント3つ ご飯の切り替えで気を付けることとは

1.離乳食を与えるタイミング

子猫が生後20~30日頃になると歯も生えてくるため、離乳食のご飯を与えることができます。しかしミルクを飲んできた子猫が、いきなりカリカリのようなドライフードを食べることはできませんので、段階を踏んで徐々に切り替えていく必要があります。

離乳食のご飯へと切り替える時に気を付けることは、いつものミルクと混ぜながら少しづつ切り替えていくことです。

初めのうちはいつも飲んでいるミルクの割合を多めにし、飲み込みやすいご飯の固さを調節してあげましょう。ミルクからペースト、固形へと少しづつ変えていくと子猫が新しいご飯を受け入れやすくなります。

2.離乳食には総合栄養食を選ぶ

離乳食期の子猫は、体の成長に必要な栄養をしっかり補わなければならない大切な時期ですので、栄養価の高いフードを選ぶことがとても重要です。子猫の離乳食期では、市販の「総合栄養食」と表記されたものを選びましょう。また猫ちゃんのごはんは成長ステージに合わせて細かく分かれているので、その時期にあったごはんを選ぶことで必要な栄養をとることができます。

猫のご飯には「一般食」もありますが、足りない栄養は他から補わなければなりませんので、栄養を確実に摂りたい離乳食期の子猫には健康管理が難しく不向きです。総合栄養食も一般食もパッケージに表記されているので、選ぶ際は必ず確認してみましょう。

3.離乳食を与える量と回数

離乳食を与える量は、基本的に子猫の体重に見合った目安量を守りますが、「まだ食べ足りない」といった様子があれば、あまり強く制限はせず、欲しがる分だけ与えてあげるようにします。

ただし、子猫の体は消化器官が未熟なので、一回の量が多すぎるとお腹を壊してしまう可能性も。そのため、離乳食期のご飯は、一日のトータル量を数時間ごとに一定の間隔をあけながら4~6回くらいに分けて食べさせましょう。健康管理の一つとして、子猫の体重を毎日計ってみると成長が目に見えてわかるようになりますよ。

まとめ

子猫の離乳食期で重要なポイントは、「総合栄養食を選ぶ」「ご飯の回数を分ける」「少しづつ離乳食に切り替える」ことです。

離乳食がスタートしたばかりの頃は、知らない食べ物の匂いに困惑しますので、まずはニオイを嗅がせたり、口の方に運んであげたりしながら離乳食を覚えてもらいましょう。徐々に離乳食に慣れてくると、ひとりでも離乳食を食べられるようになってきます。

子猫がご飯から栄養をしっかりと摂ることが最も大切ですので、初めのうちはミルクも一緒に与えながら無理のない形で柔軟に与えてあげたいですね。

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