オールザッツ優勝はビスブラ、半裸王様×マッサージの攻めネタ

8月16日に放送されたお笑いネタ番組『オールザッツ漫才』(毎日放送)で、お笑いコンビ・ビスケットブラザーズ(きん、原田泰雅)が優勝。王様×マッサージ師のネタで貫禄を見せつけた。

『オールザッツ漫才ゴールデンSP 2023』の王者・ビスケットブラザーズ(左からきん、原田泰雅)(C)MBS

1990年にスタートし、笑いに厳しい関西人から絶大な人気を誇る同番組。関西の年末の風物詩として知られ、深夜放送が定番だったが、2022年にゴールデンに初進出。夏のゴールデンタイムに放送されるのは、前年に続き2回目となる。

今回は18組の芸人が参加し、さや香、カベポスター、ダブルアート、ビスケットブラザーズ、天才ピアニストの5組が準決勝に進出。そして185点でダブルアート、次いで177点のビスケットブラザーズが決勝へ進んだ。

コント師の対決となった決勝では、半裸の原田が王冠をかぶり、きん扮するマッサージ師にネタ時間中揉まれまくるという、際どい「王族マッサージ」ネタを披露。その結果、ダブルアートに55点差をつける190点で、ビスケットブラザーズが優勝を果たした。

『オールザッツ漫才ゴールデンSP 2023』収録の様子、同番組ならではの際どいネタも(C)MBS

収録後の会見で、「芸人としてうれしい限りです」と笑顔を見せたきん。続いて原田も「『オールザッツっぽいなぁ』とよく言っていただいてて・・・すごく獲りたかった大会だった」と噛みしめ、同席したMCの見取り図・盛山からも「これぞオールザッツの優勝者の格好ですよね」と合いの手が入った。

ゴールデンで攻めたネタでは?との問いには、優勝した2022年の『キングオブコント』に触れ、「僕ら『キングオブコント』で、ブリーフとセーラー服でネタをさせていただいたんで。今回ガウンと王冠・・・ちょっと成長したキャラクターになれたかと」という原田の発言に、すぐさま「どこがやねん!」と盛山がツッコみ、記者陣の笑いを誘った。

その後、改めて今回のネタを振りかえった原田が、「僕ら『アッコにおまかせ』だけ唯一呼んでくださってる番組なんですけど・・・(アッコさんに)このネタバレたらまずいかもしれないです(笑)」と、我に返る場面も。

ビスケットブラザーズが所属する「よしもと漫才劇場」から、6組の芸人が今春上京。東京進出についても質問が飛ぶも、「今は大阪たくさん盛り上げたい気持ちがあります」と迷わずコメントした。

© 株式会社京阪神エルマガジン社