蚊の繁殖指数が下降、警戒は2カ所

食物環境衛生署は8月14日、2023年7月の蚊(ヒトスジシマカ)の「繁殖指数」を発表した。繁殖指数は香港域内64カ所に設置した産卵器から計測しており、20%を超えると警戒ラインとされる。香港全体の平均は6月の16・4%だったが、7月は9・2%まで下降した。これは蚊の分布状況は広範囲に及んでいるものの、繁殖水準は比較的低いことを反映している。20%を超えていたのは2カ所のみで、香港島東部のシャウケイワンと西湾河だった。一方、産卵器に何匹の蚊が入っていたかを示す「密度指数」は、香港全体の平均が1・2だったことから蚊の成体の数は多くはないと考えられるという。同署では、高温多湿の夏季は蚊の繁殖に有利だと指摘。水溝のそうじをする、水たまりをなくすなど衛生環境に留意して蚊の繁殖を防ぐことが重要という。また、蚊の繁殖を発見した場合はホットライン1823へ通報するよう呼び掛けている。

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