ふるさと愛育む3日間 ジャパンテント、17日開幕

歓迎式典の準備に取り組む学生ボランティア=北國新聞赤羽ホール

 「第36回JAPAN TENT―世界留学生交流・いしかわ2023―」(同開催委員会主催、北國新聞社特別協力)は17日、「ふるさと愛」をテーマに3日間の日程で開幕する。世界41の国・地域の留学生約120人が石川の歴史や伝統文化にふれるプログラムに参加し、県民と交流する。16日は学生ボランティアが歓迎式典の会場となる北國新聞赤羽ホールで準備を進めた。

 留学生は17日に金沢入りし、オリエンテーションや日本舞踊を鑑賞し、歓迎式典に臨む。その後、金沢など11市に分かれ、ホームステイしながら、祭りや伝統工芸など石川の文化を体験する。ホームステイの実施は4年ぶりとなる。最終日の19日はメッセージフォーラム「これからのJAPAN TENT」や「さよならセレモニー」が行われる。

 学生ボランティアは金沢美大生がデザインしたTシャツを並べる作業などに取り組んだ。金大1年の村上太郎さん(18)は「石川の歴史や文化を積極的に伝えるとともに、自分自身も深く学ぶ機会にしたい」と意気込んだ。

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