福井県越前市の元自転車プロロードレーサーで大の鉄道好きの中島康晴さん(38)が、近畿日本鉄道(本社大阪)の「近鉄電車サイクルトレインアンバサダー」に就任した。同社のサイクルトレイン乗車促進や、サイクルツーリズム振興に向けて活動していく。
サイクルトレインは、自転車をそのまま積み込んで乗車できるサービス。同社は今年9、10月の土日祝日に近鉄名古屋―賢島(三重県志摩市)間で「観光列車『つどい』サイクルトレイン―KettA―」(愛称KettA)を運行する。
今月7日に三重県内で就任式があり、中島さんは任命書やタスキを受け取った。今後、サイクリング情報を発信したり、同社のイベントに出演したりする予定。「近鉄のサイクルトレインや自転車の魅力を発信していきたい」と抱負を語った。