白衣姿の児童がエコーで内臓診察「いろんなもの見えて楽しかった」病院で模擬体験

エコーを使って患者役の内蔵の動きを調べる児童(京都府京丹後市久美浜町・市立久美浜病院)

 京都府京丹後市内の小学6年生が医療現場を訪問する夏休み企画「くみはまキッズドクター・キッズナース」が、このほど京丹後市久美浜町の市立久美浜病院であり、白衣姿の児童たちが模擬診察を体験した。

 地域医療の担い手育成を目的に同病院が催し、今年で10回目。コロナ禍の影響で4年ぶりに行われ、11人が参加した。

 児童たちは聴診器を胸に当てて自分の心音を聴き、手首に指を添えて脈を数えた。模擬診察では医療機器のエコーを使い、患者役の職員の内臓の動きをモニターで観察した。

 久美浜小学校6年の男子児童(11)は「体の中のいろんなものが見えて面白かった。将来は人の役に立つ仕事ができればいいなと思った」と話した。

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