1923年の「関東大震災」から100年の節目 栃木県立図書館では関東大震災に関連する資料など展示

 1923年・大正12年の関東大震災から今年(2023年)で100年の節目を迎えることから、宇都宮市の栃木県立図書館では、関東大震災に関連する資料などの展示が行われています。

 関東大震災は1923年・大正12年の9月1日午前11時58分に相模湾北西部を震源に関東広域で震度6を記録した大地震です。

 県立図書館が収蔵する関東大震災に関するものや、大正期の栃木県に関するものなどの資料が約60点と、関東大震災の概要を紹介したパネルなどを展示しています。

 展示を担当した調査相談課の江口寛子さんが、多くの人たちが興味を持てるように記録集や報告書だけでなく関東大震災を扱った文芸書など幅広いジャンルから選んでいます。

 中には、日本画家の竹久夢二が都新聞に連載した関東大震災を文章と絵でリポートする「東京災難画信」を収録した文芸書「岬」なども展示されています。大正期の栃木県を紹介するコーナーでは大相撲の栃木山や鉄道関連の書物なども展示しています。また、県の河川課や建設課など4つの課と連携した展示コーナーも設けています。

 展示は、9月27日までで展示している資料の閲覧や貸し出しも行っているということです。

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