夏の甲子園 文星芸大附属は初のベスト8へ挑む

 夏の甲子園、大会10日目の11日、栃木代表の文星芸大附属は、初のベスト8進出をかけ青森代表の八戸学院光星と対戦しました。

 夏の甲子園初のベスト8まであと1勝に迫った文星芸大附属。対するはこの春の東北大会で優勝した八戸学院光星です。

 文星は初回、早くもチャンスをつくります。2番の梅山がライト前ヒットで口火を切るとその後、2つの四死球で満塁とします。ここで5番黒崎の内野ゴロの間に3塁ランナーがかえり早くも1点を先制します。

 しかしその裏、文星の先発、澁谷が立ち上がり制球に苦しみます。3つのフォアボールで満塁のピンチを迎えると2本のタイムリーを浴びこの回4失点。逆転を許します。文星はその後も追加点を許し1対6と大きく引き離されます。

 しかし終盤に強い文星は8回の攻撃、この回先頭の1番大塚と2番梅山の連打で反撃ののろしをあげます。2塁3塁の場面で打席には4番小林。相手ピッチャーの渾身のストレートをとらえる一打で2点を返します。

 3点を追いかける文星は9回、6番・山田がセンターへのヒットで望みをつなげます。2アウトまで追い込まれ、打席には前の試合逆転タイムリーを放ったピッチャー工藤。ショートゴロでゲームセット。

 16年ぶりに夏の甲子園に戻ってきた文星芸大附属でしたが、八戸学院光星を前に初のベスト8進出はなりませんでした。

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