芦原商店 〜 加茂ののどかな風景を眺めながらゆったりとくつろげるカフェ。過ごしやすい高床の建物にも注目

田舎の豊かな自然に囲まれながら、おしゃれで快適なカフェで飲み物を片手にゆっくりと過ごす。

そんなぜいたくな時間を過ごしてみたくはありませんか?

福山市北部・加茂町には、のどかな田園地帯に建つ個性的なカフェがあるんです。

それは「芦原商店」。

名前のとおり、加茂町の芦原地区にあります。

しかも芦原商店は、店舗の建物に特徴があるのです。

高い床がインパクトあり、黒い木の外壁が印象的。

店内は木のぬくもりを感じる、広々とした空間になっています。

芦原商店のこだわりや特徴について、深掘りをしていきましょう。

芦原商店はのどかな場所に建つ「高床式」のカフェ

芦原商店は、福山市北部・加茂町にあるカフェです。

県道21号線(加茂油木線)を車で北上していると、突如として芦原商店の個性的な建物が見えてきます。

高床式倉庫のような床の高い建物で、黒い木の壁が印象的です。

実はこの建物は、店主夫妻のこだわりが詰まった建物

店の周囲には、個性的な金属のオブジェがあり、インパクトがあります。

これは、店舗の手すりを製作した店主の友人の作品だそう。

階段を上って店内に入ると、木のぬくもりを感じる、明るくて開放的な空間が広がります。

店内は、テーブル席がメインです。

カウンター席も3脚あります。

奥には薪ストーブがありました。

薪ストーブ前にあるソファー席は、窓からの眺めもよく、まるで特等席のようです。

天井は高く、開放的。

店内には大きな窓があり、芦原地区ののどかな田園風景が広がります。

「高床式」の建物なので、眺めがとてもいいのが芦原商店の特徴。

テラス席もありました。

居心地の良い落ち着いた雰囲気の店内で、自然豊かな田園の景観を眺めながら、ドリンクやフードとともにゆったりと時間を過ごせます。

2023年8月19日に「芦原商店の小さな夏祭り」を開催!

2023年(令和5年)8月19日(土)に、芦原商店の駐車場で小さな夏祭りが開催されます!

時間は、午後4時から午後8時ごろまで

以下の店舗が出店します。

  • 芦原商店(ドリンク)
  • 北山カリー工房(カレーライス)
  • くれーぷ中山家(クレープ)
  • フードトラック ポレポレ(石窯ピザ)

ぜひご家族、ご友人とともに訪れてみてください。

メニューの紹介

2023年(令和5年)7月時点の情報。価格は消費税込

芦原商店のメニューは大きくフード、デザート、ドリンクの3種類があります。

フードは取材時、「芦原ランチ」「パスタ」「サンドイッチ」「ピザトースト」の4つがラインナップ。

取材時(2023年7月)のメニュー

いずれもサラダとドリンクが付属します。

またデザートは「メープルトースト」「アイスクリーム」「芦原ケーキセット」がありました。

取材時(2023年7月)のメニュー

芦原ケーキセットは、手づくりケーキのセットです。

ケーキの内容は日替わりですので、どんなケーキなのかは訪れてみてのお楽しみ。

ドリンクも豊富にラインナップしています。

取材時(2023年7月)のメニュー

コーヒー類が数種あるほか、紅茶オレンジジュースも。

クリームソーダバナナジュースもあります。

イチオシ・人気のメニュー

芦原商店のメニューのなかから、お店のイチオシや人気のあるメニューを紹介します。

カフェラテ

カフェラテ(アイス)

カフェラテ」(550円)は、芦原商店こだわりのコーヒーのひとつ。

ホットとアイスがあります。

飲み進めていくと、コーヒーとミルクが少しずつ混じり合っていき、コーヒーのビターな風味がじょじょにマイルドな味わいに変化していきました。

クリームソーダ

クリームソーダ」(600円)は、見た目も楽しめるドリンクです。

好きとおった青いソーダは、見た目は鮮やかで涼しげな印象があります。

飲むと、爽やかな炭酸の刺激と甘味が広がります。

そしてソーダの上に載るのは、丸く大きなバニラ味のアイスクリームです。

バニラアイスを食べると、アイスの冷たさとバニラの甘さが加わります。

バニラの味わいとソーダとの相性がよく、喉が潤います。

芦原ランチ

芦原ランチ」(1,400円)は芦原の地名・店名を冠しているメニューです。

内容は、不定期に変わります

ちなみに取材時は、大豆ミートハンバーグでした。

ちなみに、取材時のごはんは大麦入りでした。

ごはんの内容も、不定期に変わります。

サンドイッチ

サンドイッチ」(1,200円)も人気のメニューです。

大きめのサンドイッチが3切れ盛りつけられており、別皿でサラダとドリンクが付いてきます。

取材時のサンドイッチの中身は玉子焼とハム、レタスが挟んでありました。

パンはとても厚みがあって、中身の玉子焼も厚めで、食べごたえは十分です。

食べると、パンの皮はシッカリとした歯ごたえ。

そしてパンの生地は、フンワリとしながらモチモチとした食感です。

中の玉子焼は、フワッとした食感と味わいです。

私が食べた感想は、レタスのシャキッとした食感、ハムの塩味、さらにトマトソースの甘酸っぱさ、マヨネーズのまろやかさ、マスタードの酸味とほのかなピリ辛感が混じり合っていき、食べごたえがあっておいしいサンドイッチでした。

なおサラダは、旬の野菜を使っています。

取材時は夏でしたので、オクラが入っていました。

パスタ

パスタ」(1,300円)は、パスタとサラダ・ドリンクのセットです。

パスタの味や具材は、不定期に変わります

取材時の味は、トマトソース味。

具材には、シメジやベーコンなどが入っていました。

なおパスタのサラダもほかと同様に、季節の野菜を使います。

落ち着いた雰囲気の店内で、のどかな風景を眺めつつ、フードやドリンクとともにくつろげる芦原商店。

店主の岡野(おかの)さんに話を聞きました。

芦原商店の店主・岡野さんへインタビュー

落ち着いた雰囲気の店内で、のどかな風景を眺めつつ、フードやドリンクとともにくつろげる芦原商店

店主の岡野(おかの)さんに話を聞きました。

コーヒーショップでの経験を生かし開業した芦原商店

──開業の経緯を教えてほしい。

岡野(敬称略)──

以前、私はコーヒーショップで働いていました。

そしていまの加茂町芦原の場所で、店舗兼住宅を建てることになったんです。

芦原商店として開業したのは、2021年(令和3年)6月でした。

芦原商店の味わい

──店のこだわりや、セールスポイントを知りたい。

岡野──

一番の売りは、立地と建物ですね。

当店は、加茂町の芦原というのどかな場所にあります。

しかも「高床式」の建物なので眺めは良く、のどかな風景を眺められるんです。

建物にもこだわっていて、ゆったりとした空間で芦原の風景を見ながらくつろげるのがポイントですね。

──高床式というめずらしい建物だが?

岡野──

自宅兼店舗ということもあり、いろいろ工務店と相談しました。

床を高くして風通しをよくすることで、湿気をためないようにしたんです。

こうすることで夏場は涼しく、冬場は底冷えがしにくくなります。

壁の漆喰

あとは壁を漆喰(しっくい)にすることで湿気を自然にコントロールできるようにしています。

漆喰には、目に見えない細やかな穴があるためです。

ほかに調理の面では、料理に使う食材や調味料にはなるべく気をつけるようにしています。

調理法に関しても、同様ですね。

少しずつマイペースに営業していきたい

──今後の展望ややってみたいことがあれば、教えてほしい。

岡野──

開店して三年目に入りました(2023年7月取材時)が、少しずつ認知度を上げられるようにマイペースにがんばっていきたいと思います。

多くのかたに芦原商店にお越しいただき、くつろいでいただけたらうれしいです。

高床式の建物から自然豊かな加茂町の景観を眺めながらくつろげる芦原商店

加茂町芦原という自然豊かな場所に建つ芦原商店。

店内から眺める、のどかな景観も魅力的です。

フードやドリンクを片手に、芦原の景色を見つつゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょう。

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