LRT・ライトラインの開業まであと10日 宇都宮共和大学でも盛り上げの準備進む

 今月(8月)26日のLRT・ライトラインの開業まで16日で10日となりました。開業を盛り上げようという準備は各地で進んでいます。

 宇都宮市の中心部にある宇都宮共和大学の一室。関係者が手にしているのは市の伝統工芸品、LRTのシンボルカラー黄色に染められた「宮染め」です。

 宇都宮共和大学では、学生が運営する駅西口の活性化イベント「ペデフェス」を去年(2022年)からこれまでに2回行っていて、今回はLRT開業に合わせて地域を盛り上げてほしいと宇都宮市から依頼されました。サブタイトルを「つながりプロジェクト」にして、「駅西口と東口の架け橋となる」「駅東口に来た人たちを西口の地域資源と結びつける」といった思いを込めています。

 実行委員会ではペデフェスの目玉として、地元の二葉幼児園と昭和小学校の夏休み学童保育の子どもたち約70人にLRTの絵を描いてもらい、宮染めにプリントして飾ることにしました。江戸時代からの伝統工芸品、自身の工場は明治36年、創業118年の歴史を誇る福井染工場の福井規悦さんも、LRT開業と宮染めのコラボレーションにワクワクを隠せません。

 特製の宮染めは長さ2メートル。100枚製作され、開業日前日の8月25日と当日の26日に宇都宮駅西口のペデストリアンデッキで開かれるペデフェスで風にたなびきます。地域の人々の思いをつなげて開業という歴史的瞬間を迎えます。

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