【速報】JRの無人駅58%に増加 ぶつかる採算と利便性

JR各社の無人駅が増えている。全6社の計4368駅のうち58%を占める。利用客減少や駅員不足を背景に採算を確保したい思惑と、利便性や安全性へのニーズがぶつかり合い、ジレンマを抱える。赤字路線の存廃問題が全国的に注目を集めて地域の不安も広がっており、知恵を絞ったサービス維持が欠かせない。JR九州の無人駅は全体の59%の338。15年に株式上場を決めて以降、鉄道事業の収支改善を目的に急増した。無人駅の割合は国の財政支援をそれぞれ受けるJR北海道が71%、JR四国は81%だ。大都市圏に駅を多く持つJR東日本が47%と最も少ない。

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