東京ミッドタウンで開催中の「恐竜科学博」で知ることができる「恐竜の謎」について、毎日1つずつお届けしています。きょうのテーマは、恐竜の意外な一面を発見できる「恐竜の成長」です。
世界各地で見つかる恐竜の化石は、多くが成長した「成体」のものです。これは、大きな骨ほど化石として残りやすく発掘されやすいためで、化石があまり発見されない恐竜の子ども「幼体」やその成長については、未だに多くの謎が残っています。
恐竜の代表格として知られるティラノサウルスは、推定寿命の30年で、様々な体の変化を経て成長していくと推測されています。まず、生まれたてのときは羽毛に覆われていたという説があります。そして、その後は俊敏な幼少期を経て、強さと巨大さを兼ね備える最強の捕食者へと変貌を遂げていくと考えられています。
いまだ謎が多い「恐竜の成長」について、恐竜科学博では最新の研究結果や3D技術を駆使して再現されたトリケラトプスの幼体の標本を見ることができます。
恐竜たちの成長の謎に迫る恐竜科学博は、東京ミッドタウンで開催中です。