大田区民に愛され25年 給食メニュー「たこぺったん」限定販売

好きだったあの給食メニューをまた食べたい、そう思ったことはありませんか?大田区限定の人気給食メニュー「たこぺったん」の販売が、大森のスーパーで8月16日から始まりました。背景には、栄養バランスが取れた学校給食の魅力を伝えたいという思いがあるようです。

大田区のイトーヨーカ堂大森店で8月16日から販売がはじまったのが「たこぺったん」です。10時に開店してすぐに、多くの来店客が売り場の前で足を止め、次々と買い物カゴに入れていました。

大田区民に愛される「たこぺったん」が考案されたのは、約25年前。「給食でたこ焼きが食べたい」という児童のリクエストを受け、大田区立の学校の栄養士が、栄養バランスや調理のしやすさを考えて完成させました。たこ焼きのレシピをかきあげ風にアレンジしたもので、たんぱく質が豊富なタコと大豆、そして人参やトウモロコシなどの野菜もたっぷり取れるメニューです。

小学生:「(給食で)すごい人気で、おかわりがめちゃくちゃ行列になる時がある。買ってほしい」
母親:「献立表には書いてあるんですよ、「たこぺったん」って。何だろうと思ってたんですけど。(Q:家庭でも食べられるのはいかが?)すごいいいと思います。食べたこと無いので」
小学生:「自分達が普段食べているものを大人とかにも食べてもらうというのは、ちょっとうれしいかなと思う」

販売するイトーヨーカ堂大森店では、給食のおいしさや魅力を区内に発信しようと、担当者が区の給食センターで作り方を教わるなど、開発に半年かけて販売に漕ぎつけたということです。

店長:「栄養士の皆さんが苦労されて作っている光景を見ながら、これはぜひ商品にしたいなという思いをもったので、今日に至っている。ゆくゆくは名物メニューの1つとして年間で取り扱いができる商品に育ってくれたらいい」

大田区民から愛される「たこぺったん」は、8月20日(日曜)まで販売されます。

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