初の北上合宿、高評価 東京大陸上運動部、充実した練習環境魅力

新たな環境で練習に励む東京大陸上運動部の選手

 東京都の東京大陸上運動部は14~18の5日間、北上市で初の岩手県内合宿を行っている。例年は長野県で実施していたが、充実した練習環境を求めて変更。大学生らの合宿を誘致する市の補助金も活用した。真夏の日差しが照り付ける中、短距離や跳躍の選手ら28人が鍛錬に励んでいる。

 選手は同市和賀町のふるさと体験館北上に滞在し、北上総合運動公園の施設を利用。15日に北上陸上競技場で行われた練習では、クラウチングスタートを行う際に使用されるスターティングブロックを使って動きを確認。動画を撮り、スタートの改善に努めた。

 同部はこれまで、合宿地として有名な長野県の菅平高原で実施していたが、ウエートトレーニング施設の不足や気温が低すぎることを理由に変更を決断。情報収集する中で、上限50万円の「大学生等スポーツ合宿事業費補助金」の制度もある北上市を移転先に絞り込んだ。

© 株式会社岩手日報社