その恋、本当に大丈夫? 小山でデートDV研修会

デートDVなどについて解説する丸山さん(奥)

 【小山】若者に恋人間の暴力「デートDV」や性暴力について考えてもらおうと、市人権・男女共同参画課はこのほど、市役所で啓発研修会「その恋、本当に大丈夫?」を開き、約20人が参加した。

 認定NPO法人ウイメンズハウスとちぎの丸山文子(まるやまあやこ)理事長(58)が講師を務めた。

 丸山さんはデートDVや性暴力の用語について解説。高校生同士の会話を例題に、参加者は相手を責める「ユー(あなた)メッセージ」から、自分の気持ちを伝える「アイ(わたし)メッセージ」に変える作業をグループに分かれて話し合い、交際相手は対等な関係であることを学んだ。

 丸山さんは「どんな場合も暴力は許されない。早く気付くために周りで起きる暴力の傍観者になってはいけない」と強調した。

 栃木翔南高2年佐藤結心(さとうゆいみ)さん(16)は「学校でDVについての授業はあり意識はしていた。同性でも言葉に気を付け、加害者にならないようにしたい」と話した。

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