安倍派、塩谷座長案を了承 新意思決定機関も設置

自民党安倍派の総会であいさつする塩谷立会長代理(奥右から2人目)=17日午後、東京・永田町の党本部

 自民党安倍派(清和政策研究会)は17日の派閥総会で、会長だった安倍晋三元首相死去後の後継体制として、塩谷立会長代理が事実上の派閥代表となる座長に就く案を全会一致で了承した。新たな意思決定機関として「常任幹事会」の設置も決めた。会長不在で迷走していた最大派閥の指導体制が安倍氏死去から1年余りを経て決着した形だ。

 常任幹事会のメンバー選考は塩谷氏に一任された。塩谷氏は総会後「閣僚経験者を中心に選任したい」と記者団に語った。萩生田光一政調会長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、世耕弘成参院幹事長、高木毅国対委員長の有力者「5人組」を入れるかどうかが焦点となる。

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