生見愛瑠が、日本テレビ系で10月スタートの連続ドラマ「セクシー田中さん」（日曜午後10：30、開始日未定）に出演することが分かった。
木南晴夏が主演を務める「セクシー田中さん」は、発行部数100万部を誇る芦原妃名子氏による大人気漫画を原作に、昨年のフジテレビ系連続ドラマ、今年9月公開の映画「ミステリと言う勿れ」の相沢友子氏が脚本を手掛ける自分解放ストーリー。木南が、地味で友達も恋人もいない経理部のアラフォー会社員だが、裏の顔は超セクシーなベリーダンサーという、主人公・田中さんこと田中京子を演じる。
生見が扮（ふん）するのは、そんな田中さんに憧れる倉橋朱里。田中さんと同じ会社で派遣社員として働く朱里は、若くてかわいいいことにしか自分の市場価値はないと焦り、合コンに明け暮れるものの、むなしさと生きづらさを感じている。そんな思いを抱えたまま立ち寄ったペルシャンレストランで、朱里はエキゾチックなベリーダンサー・Saliに魅了されるのだが、実はSaliの正体は、あの地味な田中さんだった。田中さんの隠された“裏の顔”に気付いた朱里は、⽥中さんの⽣き⽅に憧れてファンと化し、同じベリーダンス教室にも通うようになる。そして、自らの無難な生き方が変化していく。
「原作がとても面白くて、あっという間に読んでしまいました」という生見は、「いろんな年代の方が楽しめそうだと感じましたし、何よりただのラブコメじゃないところが私はとても好きです！ 田中さんの二面性がある部分だったり、あとはやっぱりベリーダンスがすてきですよね。あまり知らないという方も多いと思うので、ベリーダンスの魅力も伝わる作品になるんじゃないかなって思います」と感想を伝える。
演じる朱里のキャラクターに関しては、「『愛され力100％な女の子』という感じなので、表では女子力があるふうに見せられるように頑張ろうと思っていて。甘めな香りのイメージなので、朱里だったらこういうハンドクリームつけるかな？って、バニラ系のハンドクリームを買ってみたり（笑）。画面には映らないけれど、自分のモチベーションを上げるために。“ザ・モテ女子”“一軍女子”ってイメージですね。でも、実はそうじゃないところが朱里のいいところなんですけど」と分析する。
また、自身のトレードマークともいえるロングヘアを封印し、ウィッグで役柄に合わせたボブヘアとなり登場する生見は、「自分的にはまだ見慣れていないのですが、スタッフの皆さんにすごく自然って言っていただけたのでうれしいです！ こんなに短いのは今までで初めてなので、ちょっとソワソワしてしまいますが、朱里になれてうれしいって思いました。この髪形で朱里のイメージがすごく湧きました」と声を弾ませる。
なお、主演の木南とは今回が初共演。「木南さんとはまだそんなにたくさんはお話できてないんですけれど、イメージ通りのすてきな方でした。ベリーダンスの衣装を着ていらっしゃる木南さんにお会いしたんですけれど、本当にお奇麗で……『これは朱里も憧れるわ！』って感じました」と木南と対面し、朱里の気持ちに共感した様子。
朱里はモテ女子である半面、そういう自分にモヤモヤしている部分がある役。生見は、いつも明るく元気な印象だが「実はそうではない」というような一面について尋ねると、「テレビで見ていただいている方に実際に会ったりすると『意外と人見知りなんだね』って言われることが多いです。隠しているつもりはないんですけど、実はめっちゃ人見知りなんですよ！ 仲良くなるまで1年くらいかかるんです。あ、でもドラマの現場では、割とすぐ仲良くなれるから大丈夫です（笑）」とコメント。
さらに、田中さんにとってのベリーダンスのような「自身にとっての幸せ、大事なもの」については、「趣味があまりないのですが…」と悩みつつ、「でも唯一、洋服やメークが大好きなので、そのためにお仕事を頑張っています。だから今回、朱里の衣装やヘアメークもすごく楽しみで！ 絶対かわいいだろうなと思って。皆さんにも楽しみにしていただけるとうれしいです」とアピールする。
そして、「年齢を問わずたくさんの方に見ていただきたい作品です。悩みがあったり、ちょっと気持ちが上がらない人も、この作品を見て勇気をもらってほしいなと思っています。あとラブコメディーなので“ラブ”の部分もとっても面白いんですよ。ぜひ注目してください！」と見どころを語っている。
作品を手掛ける大井章生プロデューサーは「え!? 生見さんってバラエティーですてきなだけじゃなくてお芝居もすてきじゃないか!! 『恋です！〜ヤンキー君と白杖ガール〜』（日本テレビ系）の現場で、初めて間近に生見さんのお芝居を見た時に思ったことです。それから生見さんの出演作品は追いかけさせていただいておりました。自分の作品でぜひご一緒したいと切望していたので今回、朱里役を受けていただき感謝です」と生見の起用について触れ、「朱里という女性はフワッとしていてかわいく、コミュ力もあってモテる女性ですが、内面は実は現実的でリスクヘッジばかり考えている2面性のある女性。原作の朱里のイメージで初めてのボブスタイルにも挑戦してくださった生見さん。自分が思っていた朱里を現実に見ることができてうれしいのと同時に、どう演じてくださるのか、今からワクワクが止まりません！」と期待を寄せている。
