山陽8強、県勢11年ぶり 甲子園 日大三に7―2

初の8強入りを果たし、校歌を高らかに歌う山陽ナイン=甲子園

 第105回全国高校野球選手権大会第11日は17日、兵庫県西宮市の甲子園球場で3回戦4試合があり、岡山代表として6年ぶり2度目出場の山陽は過去2度の優勝を誇る日大三(西東京)を7―2で撃破し、初の準々決勝進出を決めた。県勢の8強は11年ぶり。

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 山陽は名門を相手に2―1の五回、飯田の適時内野安打や西野のこの日2本目となるタイムリーなど打者一巡の猛攻で4点を奪い主導権をつかんだ。西野は投げても六回途中2失点と試合をつくり、三宅、井川とつなぐ得意の継投で逃げ切った。

 夏の甲子園で岡山勢が8強入りするのは、2012年の倉敷商以来。チームカラーの赤で染まった一塁側のアルプススタンドは歓声に包まれ、快進撃を続けるナインに割れんばかりの拍手が送られた。

 この日は山陽のほか、前回覇者の仙台育英(宮城)などが勝ち、ベスト8が出そろった。18日は休養日。山陽は19日に行われる準々決勝の第3試合(午後1時10分開始予定)で神村学園(鹿児島)と対戦する。

日大三(西東京)

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山陽(岡山)

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