観光庁は8月16日、6月23日付けで公募を始めた「訪日外国人旅行者周遊促進事業費補助金（歴史的資源を活用した観光まちづくり推進事業）」において、2次公募の採択事業を発表した。ヒガシミノ団地（岐阜県中津川市）の「現在空き家となっている江戸後期からある長屋を回収した宿泊施設整備・運営と中山道に面した路面店整備及び活用」事業など8事業を採択。「地域の賑わいを創る中心的な伝統的建造物」「歴史的な町並みの調和が保たれた美しい景観」のさらなる高付加価値の推進を目指す。
観光庁「訪日外国人旅行者周遊促進事業費補助金（歴史的資源を活用した観光まちづくり推進事業）」2次公募採択事業
同事業は、観光立国の復活に向け、長期滞在者やリピーター、高付加価値旅行者の誘客等を図り、稼げる地域・稼げる産業を目指すべく、城や社寺、古民家等の歴史的資源の高付加価値化を促進し、「目的となる宿泊施設」を地方に整備するとともに、魅力的で日本らしい歴史的な観光まちづくりの推進を目的に実施する。
同事業での補助率は以下の通り。
・歴史的資源の宿泊等環境整備に対する支援並びに歴史的資源を活用した滞在拠点の高付加価値化支援
１／２補助（上限2,000万円）
・地域の賑わいを創る歴史的建造物の改修、再建築、及び周辺環境の整備に対する支援
１／３補助（上限5,000万円）
