岩井ツインズが目指す“連覇か連勝”「スケールの大きいゴルフを」

大会連覇を目指す岩井千怜(撮影/玉木充)

◇国内女子◇CAT Ladies 事前(17日)◇大箱根CC(神奈川県)◇6638yd(パー72)

前週の海外メジャー「AIG女子オープン(全英女子)」から帰国参戦する双子の岩井千怜と岩井明愛がプロアマ戦で最終調整した。

大会連覇がかかる妹・千怜はこの日、3日ぶりにクラブを握った。時差8時間の英国から帰国しているだけに「眠いのかわからないが、いつもと違う」とコンディションを説明した。

前年大会はツアー初優勝から2週連続V。史上3人目の快挙を達成した。「(自身の)飛距離も去年と違うし、レベルも上がってきている。ハイレベルなゴルフになるんじゃないかな。スケールの大きいゴルフをしたい」。今季はすでに2勝をあげ、国内のポイントレース(メルセデスランキング)で5位につけるなど成長を実感している。

「海外(の選手)は小技が上手。グリーンの外からパターで打つとか、スプーンで転がすとか。ショートゲームが上手」。今季の海外メジャーは3試合をプレーし、予選通過は7月「全米女子オープン」(48位)だけだか、キャリアを築くための血となり肉となっている。

前週の海外メジャー「全英女子」は11位だった岩井明愛(撮影/玉木充)

姉・明愛もプロアマ戦をプレーした。移動の疲れについて「時差ボケはある。結構眠いですね」。15日(火)の夜に日本に帰国もその日は一睡もできなかったという。

「全英」では日本勢最上位の11位で終えた。「向こうの選手は迷いなく打っている感じがして、自分もそんな感じで打てたらいいな」。一流のプレーを目の当たりにして、米ツアー挑戦への思いがさらに強くなった。

「双子で“(2年)連続優勝”はしたことない。やっぱりそれはやってみたい」。妹に続く岩井ツインズ“連勝”で眠気も吹き飛ばす。(神奈川県箱根町/玉木充)

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