適正な価格取引を 千葉市でフェアトレードマーケット開催

適正な価格取引を 千葉市でフェアトレードマーケット開催

 適正な価格の取引で、開発途上国の生産者や労働者の生活改善、それに自立を目指す貿易の仕組み=フェアトレードを推進するためのイベントがいま、千葉市役所で開かれています。

 「ちばフェアトレードマーケット」は、千葉市がSDGs=持続可能な開発目標への取り組みの一環として開いたもので、福祉団体や小売り事業者など、約10団体が出展しています。

 イベントは、「グローバル」の国際、「ローカル」の地産地消、それに「福祉」の意味を持つ「チャレンジド」の3つをテーマにしていて、会場には、開発途上国との取引で輸入されたコーヒーやチョコレートに加え、千葉市産の農産物を原料にして作られた食品、それに福祉事業所で作られたお菓子など、様々な製品が販売されています。

 夏休み期間の開催とあって、会場には子どもたちにもフェアトレードを学んでもらおうと、バングラデシュの麻の一種「ジュート」を用いて、小物作りを体験するブースなども設けられています。

 出展者の中には「今回のイベントをきっかけにフェアトレードのことはもちろん、開発途上国の生活にも目を向けてほしい」と話す人もいました。

 ちばフェアトレードマーケットは、8月18日の午後3時まで、千葉市役所で開かれています。

© 千葉テレビ放送株式会社