全国40産地の伝統工芸品集合 11月の大会記念 岡山で展示販売

全国の多彩な伝統工芸品が並ぶ会場

 岡山市内で11月に開かれる「第40回伝統的工芸品月間国民会議全国大会」の開催を記念し、陶芸や織物、木工など全国約40産地の工芸品を集めた展示販売会(伝統的工芸品産業振興協会主催)が17日、天満屋岡山店(同市北区表町)で始まった。22日まで。

 7階催場で各産地がブースを開設。美濃焼(岐阜県)や萩焼(山口県)の食器類をはじめ、緻密な作業で起毛させたビロード生地(京都府)のがま口、木を細く割いて作る房州うちわ(千葉県)など多彩な手仕事が光る品々が並び、一部のブースでは実演を行っている。

 備前焼(備前市)の器や大洲和紙(愛媛県)のポストカード作りといったワークショップもある。

 訪れた介護福祉士の女性(28)=岡山市中区=は「岡山で全国の工芸品に出合える場は貴重。職人さんから話を聞き、歴史や特長を深く理解できた」と話した。

 午前10時~午後6時(最終日は同5時まで)。全国大会は経済産業省や岡山県などが主催し、11月2~5日に岡山芸術創造劇場ハレノワ(岡山市北区表町)などで開かれる。

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