猛暑が続くこの夏、千葉市の動物園では「冷たくておいしい」特別なエサが、動物たちにプレゼントされました。
この取り組みは千葉市動物公園が、園内の動物たちに涼をとってもらおうと企画したものです。
イベントでは、参加者らがリンゴやトマト入りの氷をホンドザルにプレゼントしました。
サルたちは、はじめは日陰で休んでいましたが、ひんやりした氷が気持ちよかったのか、すぐにかじりついてひとときの涼を楽しんでいました。
その後、参加者らは動物園で凍らせるのに2日間もかかった特大の氷をアジアゾウのアイちゃんにあげる様子を観察。
アイちゃんはいつもの食事との違いに戸惑ったのか、しばらく遠くから氷を眺めたままで、結局手をつける瞬間は見られませんでした。
動物園によりますとアイちゃんはその後、氷が溶けるのを待ってから中の果物などをおいしそうに食べたということです。
参加者はー
「自分が作ったから食べてくれるとうれしかった」
「暑い中食べてくれて涼しそうでうれしかった」
千葉市動物公園 岡部千裕 さん
「近年動物福祉や環境エンリッチメントが注目されているので、千葉市動物公園でもそのような取り組みを、職員だけでなくお客さんと一緒にできる機会を増やせたらと思っている」