ハンセン病の啓発を考える協議会 入所者の高齢化で「語り部活動」継続が課題 岡山

ハンセン病に対する差別や偏見の解消に向けて啓発活動について考える協議会が、岡山市で開かれました。

協議会には、瀬戸内市にある国立ハンセン病療養所の入所者や岡山県の職員らが出席しました。入所者の高齢化にともない、語り部などの活動をどのように継続していくかが課題となっています。

(長島愛生園入所者自治会/中尾伸治会長)
「(長島愛生園には)むつみ交流館というのができまして、宿泊ができるようになりました。各学校に訪問はしていますが、県外の学校の皆さんが泊まりがけで来られるのも1つの方法ではないか」

出席者からは、他にも「小中学校だけでなく、高校でも講演ができるよう、県から積極的に働きかけてほしい」などの意見が出ていました。

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