岩手知事選、現職と新人の争い 9月3日に投開票、論戦開始

 17日告示の岩手県知事選は午後5時に届け出が締め切られ、5選を目指す現職達増拓也氏(59)と、元県議の新人千葉絢子氏(45)の無所属2人による争いが確定した。投開票は9月3日。両氏とも各地で支持を訴え、選挙戦が幕を開けた。

 達増氏は二戸市の街頭演説で、取り組んでいる県の人口減少対策に触れ「全国トップクラスの子育て支援体制を築く」と訴えた。千葉氏は矢巾町で街頭に立ち「県民の満足度と暮らしの向上に力を尽くし、若者がわくわくするような岩手に変えたい」と強調した。

 達増氏は立憲民主など野党から、千葉氏は自民、公明両党から応援を受ける。4期16年の達増県政の評価などが争点。

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