国民民主代表選、2候補に隔たり 対自民、連携含みか対峙か

インタビューに答える国民民主党の前原誠司代表代行

 国民民主党の代表選(21日告示、9月2日投開票)に立候補した玉木雄一郎代表と前原誠司代表代行は17日、共同通信などのインタビューにそれぞれ応じた。主要争点となる自民党との関係について、玉木氏は「政策本位で、どの党とも連携する」と従来方針の維持を明言。前原氏は「非自民・非共産の枠組みが重要だ」と対峙する考えを示した。路線の隔たりが改めて浮き彫りになった。

 玉木氏は、2022年度予算案に賛成した昨年2月の執行部判断に関し「衆院選公約のガソリン代値下げを勝ち取るためだ。自民のためと言われるのは心外」と正当性を主張した。前原氏は、予算案への賛否は「与党と野党の分水嶺」だとして、当時の対応に「強烈な違和感」を表明。軌道修正を図る意向を示した。

インタビューに答える国民民主党の玉木雄一郎代表

© 一般社団法人共同通信社