岐阜県で記録的短時間大雨情報 台風去っても大雨で川が増水

近畿地方を縦断し、各地に被害をもたらした今回の台風7号。16日は岐阜県各地に大雨を降らせました。

岐阜市では、16日午後3時すぎまでの1時間に、およそ100ミリの大雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表。市内北部を流れる石田川は、川から水があふれました。中心部を流れる清流、長良川も水の量が増し、茶色く濁った濁流と化しました。

そして関市でも、市内を流れる津保川の流域で、こちらも1時間におよそ100ミリの大雨が降ったことを示す「記録的短時間大雨情報」が出されました。

(近所の人)
「いつもは川底が見える。普段と比べると5、6メートル高いかな」

関市では一時、全人口の96パーセントにあたる8万2000人あまりに避難指示が出されました。

美濃市では大雨で増水した余取川で、橋の一部と川の護岸が崩落しました。

東海三県の広い地域に爪痕を残した台風7号。これまでの大雨で地盤が緩んでいる場所もあり、引き続き土砂災害などに警戒が必要です。

【お詫びと訂正】
16日に配信した、岐阜市の記録的短時間大雨情報のニュースの中で、「長良川鵜飼の観覧船が流された」とお伝えしましたが、流されたのは鵜飼とは関係ない別の船で、長良川鵜飼の観覧船ではありませんでした。お詫びして訂正いたします。
岐阜市の鵜飼観覧船事務所によりますと、16日の大雨で観覧船は一隻も流されておらず、大雨による被害はなかったということです。

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