中国船4隻が領海侵入、尖閣周辺 今年23日目、1隻は領海外に

沖縄県・尖閣諸島

 18日午前2時10分ごろ、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に中国海警局の船4隻が相次いで侵入し、うち1隻が同日午後1時ごろ、領海外側の接続水域に出た。残る3隻は領海内にとどまっており、巡視船が領海から出るよう警告している。中国当局の船が尖閣周辺で領海侵入したのは7月19日以来で、今年23日目。

 首相官邸は領海侵入を受け、情報連絡室を官邸対策室に格上げした。

 第11管区海上保安本部(那覇)によると、中国船は日本漁船1隻の動きに合わせて航行。領海内の3隻のうち1隻は、機関砲のようなものを搭載している。領海外側の接続水域を含め、尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは13日連続となった。

© 一般社団法人共同通信社