[ましろもも]生ハム&自作シモリウキ仕掛けでコレ釣っちゃいました!

どうもこんにちは眞白桃々です! 今回は夏の風物詩、テナガエビ釣りをしていきます! テナガエビ釣りは去年のほぼシーズン終わりに初めて挑戦したのですが、3連敗のままシーズンオフになってしまいとても悔しい思いをしました。今年初のリベンジマッチ、4回目のテナガエビチャレンジ!

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●文/写真:眞白桃々

プロフィール

― 眞白桃々(ましろ・もも)

初めての釣りで爆釣したのをキッカケに釣りに夢中になりYouTubeを開設。初心者でありながら様々な釣りに挑戦中です。小さな頃から毎月水族館に通うほど魚が大好きで、何が釣れるか分からないワクワク感と魚に間近で触れ合える楽しさを知り、もっと魚が好きになり、釣りの虜になりました。釣りを始めたおかげで、日本さかな検定2級も取得することができました!【アソビシステム所属】

― 【意気込み】

これから釣りを始めたい方のきっかけになれるよう、初心者でも楽しめる釣りを発信していきたいと思います!

眞白桃々さんのテナガエビ実釣を動画で視聴!

自作のシモリウキ仕掛けで挑戦!

今回のテナガエビ釣りで使った仕掛けの材料はこちら! 道糸にシモリ玉を3つ、中通しオモリ、ビーズ、ハリス止めをつけるだけのシンプルな仕掛けです。シモリ玉の固定は輪ゴムを使用していて、現場に着いたらテナガエビ用の針を付けて、すぐに釣りを始められます!

左下のように、作った仕掛けを段ボールや厚紙に巻いて持っていくと絡まないで持ち運べます。去年はオーナーのシモリウキ仕掛けを使っていました! 使いやすくておすすめです。

― 日中のテナガエビは岩陰に潜んでいる!

テナガエビを釣るポイントはここです。護岸がされていますが、ゴロタ石が敷き詰められている場所です。足場があまり良くないので、浮き石に注意しながら実釣スタートです!

足場が悪いので、浮石には注意しながらテナガエビ釣り開始!

テナガエビは夜行性なのか、夜は活発に歩き回っているんですよね。先日の夜、シーバス狙いでウェーディングをした帰りに足元を見ると、大量のテナガエビがのんびり歩いていてびっくりしました(笑)。

日中は、水の中の岩陰にテナガエビは隠れているので、このような岩の隙間を探っていきます。

エサは生ハム! のべ竿でチャレンジ!

友人から「生ハムがよく釣れるよ」と聞いてから、それを信じてコンビニのローソンで売っている生ハムで、テナガエビ釣りに挑戦し続けています。ちなみに昨年、ヌマチチブはこの生ハムでめちゃくちゃ釣れました。どうやら、水生生物には生ハム好きがいるようです。

肩ロース生ハム。ヌマチチブの大好物…なのか、よく釣れます!

昨年、散歩に来ていたテナガエビ達人のおじいちゃんに餌の生ハムを分けてあげたところ、なんと、逆に釣れたテナガエビを頂くという、素敵なお返しをしていただいたことがありました!

そのときおじいちゃんにもらったテナガエビを持ち帰って食べたんですが、とっても美味しかったので、今年こそ自分で釣ったテナガエビが食べたい…。

ひと目惚れしたのべ竿「エビタナゴ」。

今回は写真ののべ竿“エビタナゴ”でチャレンジしていきます。実はこの竿、昨年購入してそのまま眠っていたのべ竿です。桃色で可愛くてひと目惚れしました!

エビタナゴST4 90[OGK]

延べ竿はリールを使いません。私はチチワ結びをするのが初めてだったので少し苦戦してしまいました。。。

仕掛けをセットしたら、岩影に生ハムを落としてじっと待つだけ。テナガエビは岩陰に持って帰って食べようとする習性があるので、気を抜くとすぐに根掛かってしまいます。

あとは釣るだけ!

アタリがあったらテンションをかけ続けるのがポイントです。これがなかなか難しく、前のチャレンジ時は何度もエサを持っていかれました。

集中しすぎに注意! 潮が満ちてくる前に移動!

集中してテナガエビを待っていると…大変です! 岩陰に仕掛けを落とすことに集中しすぎて、満潮で水位が上がっていることに気付かず、水没しかけていました(笑)。満潮になってしまったら戻れなくなる場所もあるので十分注意しましょう。

おっとっと、危ない危ない。皆さんも注意しましょうね!

― ポイント移動して実釣再開! 釣れたのは…?

ポイントを移動してすぐ足元で釣れたのはヌマチチブちゃんでした! カワイイ〜! ポテッとした丸いフォルムが愛らしくて最高です!

ヌマチチブをゲット! やっぱりアナタは生ハムが好きなのですね。

私は釣りのときに、小さい魚に掛かった針を外すために、外科手術などで使う鉗子を常に持ち歩いています。針を飲まれてしまっていても、鉗子があれば素早く外してあげられて便利です。Amazonなどで買えるのでおすすめです。

手術用の鉗子なら、小さい魚に針を飲まれても外しやすい。

そして、ついに…!?

しばらく粘っていると、コンコンコンっとテナガエビっぽいアタリが! 絶対にテナガエビのお家にエサを持ち帰られないようにテンションかけ続けます。

遂にテナガエビのあたりが。糸のテンションを掛け続けます。

あまりテンションをかけすぎると、テナガエビがエサを離しちゃうので力加減が難しいです。

そしてしばらくすると…釣れたーーー! 念願のテナガエビ!

今年は3連敗していたので、まさか釣れると思っていなくてびっくり!

ちなみに、テナガエビの性別の見分け方ですが、手(ハサミ)が長いのがオスで、短いのがメスなので、簡単に判別できます。メスは卵を持っているかもしれないので、もし釣れてもリリースしようと思っていましたが、今回釣れたのはオスでした! ということで、持ち帰っちゃお〜。

そして遂に、昨年、テナガエビのために買った観察キットを使うときがやっときました。

脱皮したてなのか、コケなどの汚れが少なく比較的綺麗な子でした。

テナガエビ、可愛い…。こうして見てると名前をつけたくなりますが、食べられなくなるので名前はつけちゃダメです(笑)。

レインズのキーパーバケツはポケットがたくさんついているのでエアポンプを入れる時はとても便利です!

キーパーバケツII クリアー/オレンジ[レイン]

この後もしばらく粘りましたがテナガエビは釣れず(ヌマチチブはたくさん釣れましたが…) 。

日暮れが近づいてきたので帰ります。

釣ったテナガエビで唐揚げを作る!

テナガエビのり弁時実釣の結果は、1尾という厳しいものになりましたが、せっかく釣れたので、美味しく頂こうと思います。

まず、持ち帰ったら数時間泥抜きをします。綺麗な水道水にテナガエビを入れて、汚れたら水を交換するという作業を繰り返します(1~2日くらい泥抜きをするとさらに良いらしいです)。この時も、エアポンプは入れたままにした方がいいですね。

すでに愛着が湧きつつあるので、なるべく見ないようにします。

― テナガエビの唐揚げ 手順紹介

泥抜きが完了したらこちらの氷水で締めます。暴れることがあるので上からザルなどを被せるといいです。
塩で洗ってコケなどの汚れをとります。
塩を洗い落とします。きれいになりました。
口から爪楊枝を入れて内臓を引っ張り出します。黒い袋が出てきたら OK です。 背中からも爪楊枝をいれて背ワタも抜きます。
お酒に漬けて臭みを取ります(赤くて酔っ払ってるみたいで可愛い…)。
水気を切ったら片栗粉をまぶします。
そして油で揚げます。真っ赤になりました!
完成〜!

テナガエビの唐揚げの完成です! この料理のタイトルは…。

『テナガ王国のチーチク兵とカニカマ兵 ~テナガエビ国王を添えて~』

一匹しか釣れなくても寂しくないです^^;

今回の釣行やテナガエビ調理の様子はYouTube【うらごし桃々ちゃんねる。】でご覧いただけるので、是非チェックしてみてください!


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